「保険、全部やめました」と言うと引かれる
これ、友達に話すとだいたい「え!?大丈夫なの?」って顔をされます笑。
生命保険、医療保険、がん保険。
離婚後に固定費を見直したとき、私はこれを全部解約しました。
「さすがにそれは怖すぎる」「何かあったときどうするの」という声はよくわかります。
私自身、解約するとき手が震えました。本当に。
でも今、解約してしばらく経って、正直に言えることがあります。
「あの判断は間違っていなかった」
なぜそう思えるのか。今日はその話を全部書きます。
離婚前、保険にいくら払っていたか
結婚していた頃、保険は「夫婦で入るもの」「家族を守るもの」という感覚で、あまり深く考えずに入っていました。
保険の内容も、正直よく理解していなかったです。
ファイナンシャルプランナーの知人に勧められるまま、気づいたら複数の保険に入っていて、毎月の保険料の合計は…
約32,000円。
ひと月に3万2千円。年間で384,000円。
…払っていたんですよ、ずっと。
離婚して、手取り収入が自分だけになって、「毎月32,000円か」と改めて数字を見たとき、頭が真っ白になりました。
確認してみたら、生命保険の受取人は元夫のままでした。
……もうここで全部見直すしかないな、と思いました。
なぜ「解約」という選択をしたのか
保険の見直しをするとき、選択肢は3つありました。
- そのまま継続する
- 内容を変えて継続する
- 全部解約する
最初は「さすがに全解約は怖いから、内容を見直して続けよう」と思っていました。
でも調べていくうちに、あることに気づいたんです。
「私がこの保険に入っている理由って、何だっけ?」
生命保険は、自分が死んだときに遺族にお金を残すためのもの。でも今の私、養う家族がいない。子どもはいるけど、もう成人していて経済的に自立しています。
医療保険は、入院や手術のときにお金をカバーするためのもの。でも実際、健康保険があれば医療費は3割負担に抑えられます。さらに高額療養費制度という制度があって、1ヶ月の医療費が一定額を超えた分は戻ってくる仕組みがあります(これは後で詳しく書きます)。
つまり、私が払っている保険料の多くは、すでに公的な制度でカバーされているものと重複していたんです。
「月32,000円払って、何を買っているんだろう」という疑問が浮かびました。そして、解約という選択肢が現実的に見えてきました。
解約するとき、怖かったこと
正直に言います。解約の手続きをしているとき、何度も「やっぱりやめようかな」と思いました。
頭では「公的な制度でカバーできる」とわかっていても、感情がついてこないんですよね。何十年も「保険は入っておくもの」という価値観で生きてきたので。
特に怖かったのは「がんになったらどうしよう」というイメージ。でもそこで改めて調べてみたら、知らなかった制度がいくつも出てきました。
保険の代わりに頼れる公的制度、こんなにあった
保険を解約した後、私が代わりに頼りにしている制度を紹介します。
① 健康保険(高額療養費制度)
会社員なら健康保険、自営業や無職なら国民健康保険に加入していると思います。これがあれば、病院での自己負担は3割に抑えられます。
さらに、高額療養費制度があります。1ヶ月の医療費の自己負担額が一定の上限を超えた場合、超えた分が戻ってくる仕組みです。上限額は収入によって変わりますが、たとえば年収が約370万〜770万円の人だと、ひと月の上限はおおよそ8〜9万円前後。
これを知ってから、「何かあっても全額自分で払うわけじゃないんだ」と少し安心できました。
事前に申請すれば限度額適用認定証というものが発行されて、最初から上限額しか払わなくてよくなる仕組みもあります。入院前に準備しておくといいですよ。
② 傷病手当金(会社員の場合)
病気やケガで仕事を休んだとき、会社員なら傷病手当金という制度があります。給与の約3分の2が最長1年6ヶ月支給されます。
入院して仕事を休んでも、いきなり収入ゼロにはならない。これを知ったとき、「民間の医療保険って何のためにあるんだろう」と改めて思いました。
③ 就業不能になった場合の障害年金
重い病気やケガで働けなくなった場合、要件を満たせば障害年金が受給できます。正直、私もこれは詳しく知らなかったんですが、調べてみると「そんな制度があったの!」と驚きました。
民間保険の就業不能保険に入らなくても、こういった公的な制度が一定の備えになっています。
④ 生活防衛費を自分で積み立てる
保険料として毎月32,000円払っていたお金を、そのまま貯金に回しました。保険って「もしものときに備えるもの」ですよね。だったら、その分を自分で積み立てて「もしものとき用の貯金」にする方法もある。
保険会社に払うより、自分の口座に貯めたほうが、使わなかったときに手元に残ります。「お金で解決できる問題は、お金で解決する」という発想の転換です。
解約してから、実際どうなったか
解約から1年以上が経ちました。今のところ、大きな病気もケガもなく生きています笑。
| 解約前 | 解約後 | |
|---|---|---|
| 月々の保険料 | 32,000円 | 0円 |
| 年間の支出 | 384,000円 | 0円 |
| 生活防衛費の積立 | ほぼできていなかった | 毎月積み立て中 |
毎月32,000円が手元に残るようになって、生活がびっくりするくらい楽になりました。「お金がない」と思っていた原因の一部が、保険料だったんだと気づきました。
精神的にも、「毎月この出費が…」というストレスがなくなったのが思った以上に大きかったです。
全員に解約を勧めるわけではないけれど
ここまで読んで「じゃあ私も解約しよう!」と思った方、ちょっと待ってください。保険の解約が合っているかどうかは、その人の状況によって全然違います。
こういう方は、解約を慎重に考えたほうがいいと思っています。
- 扶養している家族がいる(専業主婦のパートナーや小さな子どもなど)
- 自営業や会社員以外で傷病手当金の対象外になっている
- 持病や家族の病歴があってリスクが高い
- 貯金がほとんどない状態でいきなり全解約する
私の場合は、扶養する家族がおらず、会社員として傷病手当金の対象で、ある程度生活防衛費を積み立てられる見通しが立っていたので、解約という選択ができました。
不安な方は、保険会社ではなく独立系のFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのが一番フェアな情報が得られると思います(保険会社のFPは自社商品を勧めることがあるので)。
まとめ:「不安」は知識で小さくなる
保険を全解約したとき、正直めちゃくちゃ不安でした。
でも、公的な制度のことをちゃんと調べてみたら、「意外と守られてるじゃん」と思えるようになりました。
保険料の32,000円が毎月手元に残るようになって、生活に余裕が生まれた。その余裕で生活防衛費を積み立てられるようになった。
「不安だから保険に入る」のではなく、「何があっても自分で対処できる準備をする」という発想に変わった気がします。
もしあなたも毎月の保険料に「高いな」と感じているなら、一度だけ立ち止まって、自分が何のためにその保険に入っているか確認してみてください。意外な答えが出るかもしれません😊
この記事は保険の解約を勧めるものではありません。ご自身の状況に合わせてご判断ください。不安な方はFPへの相談もおすすめです。


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